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論文発表(Frontiers in Plant Science)

  • 執筆者の写真: 生物機能化学研究室
    生物機能化学研究室
  • 2022年4月22日
  • 読了時間: 1分

鈴木泰輝君が筆頭著者、来馬道生君が第二著者の論文が、Frontiers in Plant Science誌に受理され、公表されました。こちらはオープンアクセス誌となるため、どなたでも読むことができます。

本論文では、植物においても有名な代謝物の1つであるケイヒ酸を基本骨格に有する新たなストリゴラクトンアナログを合成し、特にそれらの根寄生植物発芽誘導作用を調べました。

ケイヒ酸には、シス型、トランス型の2種類が存在しますが、いずれもシス型に由来する分子が、高い発芽誘導活性を示しました。また、シス型のケイヒ酸は、植物においてオーキシンの移動を制御する作用があることが分かっています。高濃度では、生育阻害的に働きますが、低濃度では、生育を促進し、地上部の収量の増加をもたらすことも分かっています。今回合成した、シス型ケイヒ酸に由来するストリゴラクトンアナログは、恐らく、非酵素的に分解されて生ずるシス型のケイヒ酸の作用により、シロイヌナズナの根の形態変化を引き起こすとともに、地上部の生重量が増加することも明らかになりました。

当初は、異なる目的で開始した研究で、紆余曲折がありましたが、何とか論文発表までこぎつけることができました。

 
 
 

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