Plant & Cell Physiology誌に論文を発表しました!M2の都筑君、D2の鈴木君、D3の来馬君がco-first authorです。3人の学生さんたちが、それぞれサブテーマとして進めてきた研究でしたが、この度無事に論文としてまとめることができました。
内容としては、根寄生植物が発芽後に宿主に向かって伸長させる幼根と呼ばれる器官の成長をオーキシンが制御する、というものです。高濃度のオーキシンの添加は、幼根の伸長を阻害することに加え、オーキシンの極性輸送阻害剤であるNPAを添加すると、幼根の屈曲が抑えられることを見出しました。オーキシンは、宿主となりえる非寄生植物の根の伸長も阻害してしまいますが、5位にアダマンチル基が導入されたIAAは、部分的に選択性があることも明らかにしました。今後、寄生植物のオーキシン機能を標的にした新たな化学ツールの開発につながることが期待されます。
論文サイト
本学からのプレスリリース
日経バイオテクでの紹介記事(有料なので会員でないかたは全文は読めません)
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